臨床入門

科目の概要

「臨床入門」は、医学部の臨床実習前カリキュラム(PhaseT〜V)と臨床実習カリキュラム(PhaseW)の橋渡しを行う重要な科目である。本学の臨床実習では、臨床実習前カリキュラムで学んだ知識を現実の診療において確認し理解を深めるだけでなく、SD(Student Doctor)認定を受け医療チームの一員として医療実践に参加することになる。臨床実習で効果的に学び、かつ与えられた責任を果たすためには、医師のプロフェッショナリズムを基盤とし、医学的知識の問題への応用力、安全で最適な医療実践のための臨床技能を、「臨床入門」を通して修得しておかねばならない。
当科目は3・4年次を通じて実施する2年間のユニット横断的プログラムであるが、3年次前期から4年次前期にかけて継続して実施する「臨床入門」第一部と、4年次1月から3週間の集中プログラムとして実施する「臨床入門」第二部から構成している。
第一部では、並行して開講されている臨床医学ユニットと関連した実技訓練を行うことにより、座学で学んだ知識を実践的な診察手技と結びつけながら学習する。また、医療面接・診察・基本的検査等の基本的臨床技能および患者中心の医療に必要な医師としての態度も実践的に修得する。第一部の最後には、近年医療における重要性が高まっている漢方について学ぶ機会を設けている。
第二部では基本的臨床技能の総まとめを行い共用試験OSCEに備えるとともに、翌年度より附属病院で臨床実習に参加するために必要な医療制度や医療安全、医療の質、多職種連携を維持している医療システムを学習する。


HOMEご挨拶スタッフ紹介医療入門T医療入門U 医療入門VPBL共用試験スキルスラボ模擬患者グループ「のぞみ」